演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

内シャント作製による血流変化とBIA法測定値の変化に関する検討

演題番号 : O-0486

橋本 幸始:1、神應 太朗:1、藤田 識志:1、山田 洋輔:1、杉山 舞:1、原田 真:1、上條 祐司:1

1:信州大学医学部附属病院腎臓内科

 

【はじめに】
内シャント作製後、シャント肢上腕動脈血流は術前の数倍以上に増加する。これにより全身の循環動態、血液の分布は変化すると考えられるが、どのように変化するかは分かっていない。今回VA作製による血流変化が身体の水分分布に影響を与えるかについて検討した。
【方法】
当院で2014年7-12月にAVFを作成した患者13例。作製直前及び作製後1週の時点で上腕動脈血流測定及び生体電気インピーダンス法(BIA)による体水分分析を実施した。
【結果】
上腕動脈血流量は術前92 ml/minから術後456 ml/minに増加した。体重及び体水分量は術前後で有意な変化を示さなかったが、シャント肢においては術後有意に水分量が増加した。上腕動脈血流が多い症例で水分分布量が多い傾向が示唆された。
【考察】
内シャント作製により、シャント肢の動脈~流出静脈の血液量が増加する。この変化は、他部位の静脈系の血液量減少による可能性がある。VA作製により、シャント肢の水分分布量が増加し、他部位への水分分布が減少する傾向が観察された。

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