演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

腎移植患者において内シャント閉鎖が循環動態に与える効果の検討

演題番号 : O-0485

二瓶 大:1、米倉 尚志:1、高橋 雄介:1、兵頭 洋二:1、板橋 淑裕:1、河村 毅:1、酒井 謙:1、宍戸 清一郎:1、相川 厚:1

1:東邦大学医療センター大森病院腎センター人工透析室

 

【目的】
腎移植患者において内シャント閉鎖術前後での心機能を評価し内シャント閉鎖の臨床的意義を検討した。
【方法】
2007年4月から2013年12月までに当院で腎移植手術を行った220例のうち内シャント閉鎖を行い前後で比較可能であった6例を対象とし、術前後での移植腎機能、Hb、血圧、心エコー所見、脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、心胸比(CTR)についてそれぞれ比較検討した。
【結果】
平均年齢は57.5±10.7歳、男性:5例、女性:1例。移植後内シャント閉鎖までの期間は1284.8±1131.9日、内シャント閉鎖後観察期間は160.5±74.9日であった。内シャント閉鎖後、移植腎機能は有意に改善していたが(p=0.0004)、Hb、血圧に有意差は認めなかった。心エコーでは左室心筋重量のみ有意に減少していた(p=0.03)。BNP、CTRにおいては閉鎖前後で明らかな有意差は認めなかった。
【結論】
内シャント閉鎖後短期間の観察においては移植腎機能の改善と心肥大の抑制が期待される。

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