演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

長期型カテーテル留置後の左腕頭静脈狭窄に対してステント留置を行った症例

演題番号 : O-0482

野垣 文昭:1、鈴木 訓之:1、高 桂華:1、岡西 大介:1

1:市立島田市民病院腎臓内科

 

【症例】70歳代男性。慢性糸球体腎炎からの慢性腎不全にて加療うけていたが、腎不全悪化、左腕打撲後の血腫・蜂窩織炎にて平成2X年1月14日入院となり、短期型カテーテルを右内頸静脈に留置し血液透析導入。内シャントは左腕に造設希望が強かったが、高度腫脹しており、1月27日長期型であるTesioカテーテルをbridge useとして左内頸静脈より挿入し退院。左腕腫脹軽快を待って、内シャント造設し、4月22日カテーテルは抜去。しかし7月1日血流不良にて吻合部側をPTAで拡張したあと、左腕全体が腫脹。造影では左腕頭静脈の上大静脈への合流部でカテーテル走行痕がspareされたような特徴的な形状の狭窄を認め、PTAで拡張するも、左腕腫脹は改善しなかった。上腕動脈血流量は1134ml/分と過剰血流とはいえなかった。10月1日SMARTステント10mm径を留置したところ、左腕腫脹は速やかに改善しその後再発をみていない。
【考察】長期型カテーテルをbridge useした場合、中心静脈狭窄による内シャント作成後のシャント肢腫脹に注意が必要である。

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