演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

術前血糖管理に血漿交換が有効であった抗インスリン抗体陽性2型糖尿病の一例

演題番号 : O-0474

石本 育栄:1、吉岡 和香子:1、田中 啓之:1、須田 伸:1、羽田 俊彦:1、小松 奈々:2、小澤 直子:2、内田 信一:3

1:草加市立病院腎臓内科、2:草加市立病院内分泌代謝内科、3:東京医科歯科大学医学部附属病院腎臓内科

 

【症例】71歳男性.45歳時に糖尿病を指摘され内服加療されていたがコントロール不良であった.2012年,当科紹介受診時Cre4.11mg/dL,血糖499mg/dL,HbA1c8.8%と著明な高血糖を認め,インスリン導入された.2013年シャント造設目的で入院中に日中高血糖,早朝低血糖が頻発し,抗インスリン抗体が判明した.インスリン中止し,アカルボースとビルダグリプチン内服で一時的に低血糖は改善した.2014年,血液透析導入のため再入院時,早朝低血糖を認めた.糖尿病薬の中止や夜間補食等を試みたが効果なかった.入院前より労作時胸痛があり,CAGを行ったところ冠動脈3枝病変を認め,CABG予定となった.抗インスリン抗体の除去目的で血漿交換を計6回行った.血漿交換施行後.抗インスリン抗体はインスリン結合率90 %以上から83 %に,IRI 300μU/mL以上から175μU/mLへ低下した.早朝血糖100mg/dL程度に改善し,予定通りCABGを施行された.術後経過は順調で退院した.

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