演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

ガンマグロブリン大量療法不応性の難治性川崎病に単純血漿交換を行った1小児例

演題番号 : O-0472

小松 剛士:1、有家 礼次:1、折田 智宏:1、戸川 卓哉:1、鍵谷 真希:1、中倉 兵庫:2、平野 一:1、能見 勇人:1、東 治人:1

1:大阪医科大学附属病院血液浄化センター、2:医療法人十和会第一十和会病院

 

【症例】1歳男児。前医で発熱、咽頭発赤、頚部リンパ節腫脹、眼球結膜充血、手掌紅斑を認め、川崎病と診断。ガンマグロブリン大量療法、メチルプレドニゾロンパルスを2クール行ったが不応であり治療強化目的にて当院小児科に入院となった。
【経過】HBs抗体および、HBc抗体陽性であったためB型肝炎キャリアの可能性が考えられた。インフリキシマブ投与は見合わせ、急を要したため抗体除去を目的に単純血漿交換を選択した。計2回施行したところでCRPは低下し、疾患活動性を抑制し得た。その後、HBV-DNAは検出感度以下と判明し、インフリキシマブを投与した。男児は冠状動脈病変およびその他の合併症を認めず退院となった。
【まとめ】ガンマグロブリン大量療法不応性の難治性川崎病に単純血漿交換を施行した。B型肝炎キャリアが疑われた男児に対しインフリキシマブ導入までの橋渡しとして単純血漿交換は有効であったと考えられた。

前へ戻る