演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

腎移植前抗体除去における新型DFPPの抗体除去効率および凝固因子保持効果について

演題番号 : O-0461

松本 剛直:1、岩見 大基:2、太田 稔:1、千葉 裕基:1、森田 研:1、篠原 信雄:1

1:北海道大学病院血液浄化部、2:北海道大学病院泌尿器科

 

【はじめに】腎移植の抗体除去療法として二重膜濾過血漿交換(DFPP)や血漿交換(PE)が用いられる.DFPPでは抗体除去(主にIgG)に伴いフィブリノゲン(Fbg)の大量喪失による易出血性,PEでは新鮮凍結血漿による重篤アレルギーが問題である.その為,十分な抗体除去と凝固因子の保持可能な選択的アフェレシスが望まれる.今回選択的アフェレシスとしてmodifiedDFPP(mDFPP)を考案した.
【方法】DFPPの分離膜にOP-08WとEC-20Wを用いたconventional
DFPP(cDFPP)とEC-50WとEC-20WによるmDFPPの治療後Fbgおよび喪失率とIgG除去率を算出した.
【結果】cDFPPは23例,mDFPPは2例であった.治療後FbgはcDFPPでは52.3mg/dL,mDFPPでは198.5mg/dL,喪失率はそれぞれ77.1%と39.1%でありmDFPPでFbg保持率が高い傾向にあった.IgG除去率はcDFPPは77.1%,mDFPPは61.7%であった.
【おわりに】mDFPPはFbgを温存しIgGの選択的除去が可能なアフェレシスとして期待できる.

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