演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

DFPP施行時に特異的なアレルギー反応が疑われた1症例

演題番号 : O-0460

野宮 亜里沙:1、猫宮 伸佳:1、前中 則武:1、進藤 尚樹:1、高平 篤法:1、福澤 信之:2、原田 浩:2

1:市立札幌病院臨床工学科、2:同腎臓移植外科

 

【はじめに】
血液型不適合腎移植患者に対しDFPPを施行中、アレルギー反応が疑われた症例を経験したため報告する。
【症例】
31歳、女性、尿細管間質性腎炎と診断され、先行的生体腎移植希望のため当院受診となる。
【経過・結果】
DFPP開始直後から悪寒、嘔気、腹部不快感を訴えた。二次膜である血漿成分分画器への還流を停止すると一時的に軽快するも、再開すると症状が再度出現し、何らかのアレルギー反応を疑い途中終了した。腎移植術後は経過良好で、第21病日退院となった。
【考察】
EVAL膜は抗血栓性、生体適合性に優れ、アフェレシス療法における副作用報告は少ないが、本症例は臨床経過などからEVAL膜によるアレルギー反応が疑われたため、比較的早期に治療中断をせざるを得なかった。我々は、アフェレシス療法で腎移植医療に貢献するためにも、副作用やアレルギー反応に対する予防策や対応を検討する必要がある。
【結語】DFPP施行中EVAL膜によるアレルギー反応が疑われた一例を経験した。

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