演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

類天疱瘡に二重濾過血漿交換が著効した一例

演題番号 : O-0458

小松 真太郎:1、神谷 知明:1、森永 貴理:1、玉井 宏史:1、安田 公実:2

1:愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院腎臓内科、2:愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院皮膚科

 

【症例】
87歳男性。X年3月下旬より全身の掻痒感、X年4月中旬から小水疱を自覚。水疱が増悪傾向のためX年5月A病院を受診しプレドニゾロン30mg開始後当院皮膚科紹介。全身の表皮、粘膜に水疱を認め、類天疱瘡の疑いにてプレドニゾロン50mgに増量となった。抗BP180抗体が12300U/ml、皮膚生検検体では病変部周辺の基底膜にIgGとC3の沈着を認め類天疱瘡と確定。その後も水疱が増悪傾向であったため血漿交換目的に当科紹介となり、二重濾過血漿交換(DFPP)を開始した。DFPP開始翌日から新規の水疱発生が停止、抗BP180抗体も低下傾向を認めた。7回DFPPを施行したところで凝固因子低下傾向を認めたためDFPPは終了した。この時の抗BP180抗体は1630U/mlであった。その後当院皮膚科外来通院中であるが水疱の再燃は認めていない。
【考察】
類天疱瘡に対する血漿交換療法の評価は未だ確立していない。今回DFPPが著効したと思われる一例を経験したので報告する。

前へ戻る