演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

改質PMMA膜NF-1.6Hにおける臨床症状改善

演題番号 : O-0419

松本 能永:1、小林 弘忠:1、小林 洋子:1、岡田 英子:1、木原 タキ子:1、荒川 さゆり:1、鈴木 節子:1、水分 知美:1

1:(医)社団弘愈会ひまわりクリニック

 

PMMA膜は、サイトカインなどの低分子量蛋白物質に対して、高い吸着除去能を有している。その機序は、溶質が細孔内部にまで効率的にはまり込むためとされている。NF膜は、従来のPMMA膜の膜表面の蛋白質の吸着、変性を抑制することにより、はまり込み吸着能をさらに向上させている。
【対象および方法】2014年3月より8月の間、当院維持透析患者2症例を対象に、BG-1.6PQよりNF-1.6Hに変更しIL-6とα1-MGのクリアランス、および臨床症状の改善を比較検討した。
【結果】IL-6クリアランスは、BG膜で平均13.8ml/min、NF膜で25.8ml/min、α1-MGは、BG膜で5.3ml/min、NF膜で8.5ml/minとNF膜でIL-6、α1-MGのクリアランスは向上していた。さらに、平均VAS値で示すがレストレスレッグは、BG膜で5.2、NF膜では0.2、同様に皮膚掻痒は、BG膜で6.1、NF膜では1.8とNF膜で臨床症状の改善が認められた。
【結語】NF膜透析により、炎症性サイトカインが関与する皮膚掻痒や、低分子量蛋白物質によるレストレスレッグが改善する可能性が示唆された。

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