演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者のエンド・オブ・ライフを考える~透析見合わせを選択した患者との関わりを通して~

演題番号 : O-0396

兼平 琴美:1、大欠 美保子:1、上林 多代:1、遠藤 ミネ子:1

1:(医)社団恵仁会三愛病院看護部

 

【はじめに】
「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」をうけ、透析患者のエンド・オブ・ライフを考える機会となった。今回、透析を見合わせたケースについて報告する。
【症例】
70歳代男性。平成19年血液透析開始。平成26年前立腺癌による骨転移の診断を受ける。疼痛コントロールを行いながら透析を続けていたが、透析の見合わせを口にするようになる。一方、透析の見合わせが死の選択につながることで葛藤がみられた。本人の希望に応じた透析を行いながら、家族を交えて話し合う時間を設け、入院から3ヵ月後本人・家族より、透析見合わせの希望があった。その後、家族と共に穏やかに過ごし、2週間後永眠された。
【考察】
透析を見合わせるという選択をしたその患者・家族には、死への過程が可能な限り苦痛がなく、穏やかで、尊厳あるものであったと思えるようなケアを提供することが重要である。そして「最善の選択」であったと考えられるよう支援する必要がある。

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