演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

往診医と共に支える在宅での看取り支援~患者のその人らしさを失わないために~

演題番号 : O-0393

髙尾 美香:1

1:総合病院国保旭中央病院人工透析センター

 

【目的】今回、癌の進行した維持透析患者の意思を受けて家族の合意のもと、在宅での看取りを支援した。終末期医療の示唆を得たので報告する。
【症例】A氏80代女性 尿管・腎盂癌の化学療法による薬剤性腎不全のため週2回の血液透析を開始。独居であったが患者の家に帰りたいという意思を家族も尊重し、在宅での看取りを決めた。いつでも入院ができることを確約し、家族サポートのもとに近医の訪問診療/訪問看護/介護を導入し、自宅での生活が可能になった。その後、呼吸状態が悪化し再度往診医と患者家族とで相談、患者の意思で往診医とともに救急外来を受診した。入院することを決断し、入院後4日で永眠された。
【考察】自宅で生活できたことは、患者の尊厳を保持することに繋がった。在宅での看取りを目指した支援では地域との連携、患者を支える家族へも配慮し共に考える姿勢が必須となる。
【結論】最期の時までその人らしく生きるためにはどうすればいいのかという視点を持って、話し合いを重ね支援していくことが重要である。

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