演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者の透析導入期における残腎機能の変化に関する検討

演題番号 : O-0286

櫻井 進:1、岡田 知也:1、知名 理絵子:1、菅野 義彦:1

1:東京医科大学腎臓内科

 

【目的】血液透析(HD)患者の透析導入前後における残腎機能の推移について検討する。
【方法】対象は透析導入前から蓄尿検査を施行しているHD患者11名(男7女4名、導入時67±17歳、eGFR6.2±2.3ml/min/1.73㎡)。透析導入前は血清Cr値から求めるeGFRと蓄尿検査によるGFR〈蓄尿GFR:(Ccr+Cun)/2〉、導入後は蓄尿GFRを用いて回帰直線により前後12ヶ月間の1ヶ月あたりのGFR変化(ΔeGFR、Δ蓄尿GFR)を求めた。
【結果】前ΔeGFRと前Δ蓄尿GFRは有意な正相関を認めた(r=0.71、p<0.05)。前ΔeGFRは-4.56±0.34、前Δ蓄尿GFRは-0.49±0.76、後Δ蓄尿GFRは-0.06±0.18であり、導入後に減弱する傾向を認めた(p<0.01、0.09)。平均尿量は前1820±550、後1110±280ml/日と有意に減少した(p<0.01)。
【結論】透析導入後尿量は減少するが腎機能低下速度は緩やかになる傾向を認めた。

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