演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

クエン酸第二鉄水和物(リオナ®)の貧血改善効果

演題番号 : O-0156

成田 拓磨:1、畠山 真吾:2、岡本 亜希子:1、萩原 和久:1、小島 由太:1、三上 穣太郎:1、福士 謙:1、北原 竜次:1、石村 大史:1、齋藤 久夫:1、大山 力:2、舟生 富寿:1

1:公益財団法人鷹揚郷腎研究所弘前病院泌尿器科、2:弘前大学医学部附属病院泌尿器科

 

【背景】
血液透析患者に対してクエン酸第二鉄水和物(リオナ®)を投与した際、貧血改善を認めた症例を多く経験したため、リオナ®の貧血改善効果につき検討する。
【方法】
2014年に当院でリオナ®の内服を開始した23例を対象とし、投与前後の臨床データを比較した。
【結果】
投薬開始時と投与3か月後のデータと比較し、Pは1.0±0.6mEq/l減少(p=0.006)、Hbは1.7±0.7mg/dL増加(p<0.001)、ダルベポエチンアルファの1週当たりの投与量が23±7.7μg減少 (p<0.001) (変化率の平均は-43.8%)、TSATは19.0±7.0%上昇 (p<0.001)、FERは62.3±38.6ng/mL 増加 (p=0.004)していた。鉄剤投与者6例は、全例投薬中止されていた。
【結論】
リオナ®の高リン血症と貧血に対する有効性が示唆された。エリスロポエチン製剤や鉄製剤の使用量を減少させた点にも注目したい。

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