演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

クエン酸第二水和物の使用経験

演題番号 : O-0151

水谷 安秀:1、三宅 真人:1、安田 芳樹:2

1:JCHO四日市羽津医療センター腎透析科、2:JCHO四日市羽津医療センター臨床工学部

 

【目的】リンコントロールに対するクエン酸第二鉄水和物(以下クエン酸第二鉄)の有用性を検討した。
【対象と方法】維持透析患者25例を対象に、使用前と1,2,3か月後で投薬内容及び各種パラメーターを比較した。
【結果】クエン酸第二鉄の投与量は1か月後910±575mg、3か月後1039±658mgであった。(1)炭酸Ca、セベラマー、ビキサロマー、ランタン、D3、OCT、シナカルセトの投与量に有意差はなかった。(2)血清Pは5.7±0.9mg/dLが2か月後5.0±1.1mg/dLに低下(P<0.05)、Hbは10.3±1.1g/dLが1,2,3か月後11.2±1.1前後に上昇(P<0.01~0.05)、フェリチンは40.9±27.0ng/mLが3か月後に108.4±61.6ng/mLへと上昇(P<0.01)した。補正Ca、PTH、KT/Vには有意差がなかった。(3)便は24例中、固くなった者2例、柔らかくなった者12例であった。
【考察および結語】クエン酸第二鉄は高リン血症、貧血、便秘の改善に有用であった。生化学結果等に有意差が少なかったのはリン吸着剤が複数用いられたためと思われた。期間を延長して検討したい。

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