演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者におけるレボカルニチン製剤の効果検討

演題番号 : O-0095

川上 大:1、近藤 祐利:1、鬼頭 伸幸:1、浅井 寿教:1、横山 逸男:2、森實 篤司:3

1:鳴海クリニック臨床工学部、2:鳴海クリニック内科、3:新生会第一病院臨床工学部

 

【目的】透析患者によるレボカルニチン静注薬投与が貧血改善に与える影響を調査するため各種検査データ及びESA投与量推移について比較検討したので報告する。
【方法】レボカルニチン静注薬1000㎎を週3回毎透析後に継続して6ヵ月間投与した慢性維持透析患者でダルベポエチンアルファ、エポエチンベータペゴル使用症例を除外した17名を対象とした。比較項目は投与開始前後6ヵ月の平均Hb、TSAT、フェリチン値及び週当たりESA使用量とした。また平均基礎体重及び%CGR、nPCR、GNRI値についても確認した。
【結果・考察】Hb及びESA投与量には有意な差は見られなかったが、5症例においてESA投与量に減少を認めた。この症例ではその他のデータに有意な変動はないものの、GNRIで平均85と他に比べ低い傾向にあった。低栄養によるカルニチン欠乏状態がレボカルニチン静注薬投与により改善され、結果的にESA投与量の減少に繋がった可能性が示唆された。今後さらに長期的に追って検討を重ねたい。

前へ戻る