口演
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L-カルニチン静注製剤の有用性の検討 演題番号 : O-0093 鶴澤 一行:1、玉木 遼:1、中村 賢洋:1、飯村 昇子:1、森本 千佳:2、伊藤 賀恵:1、熊田 千晶:1、木暮 照子:2、若狭 幹雄:1、朝倉 裕士:2、宍戸 寛治:1 1:社会医療法人財団石心会川崎クリニック、2:社会医療法人財団石心会さいわい鹿島田クリニック
【目的】
L-カルニチン静注製剤の有用性を検討した。 【対象・方法】 ESA製剤を投与している患者50名に対し、エルカルチンFF静注1000mgを毎透析後6ヶ月間投与した。検討項目は、カルニチン濃度、Hb値、ESA製剤投与量、ERI、筋症状(VAS)。 【結果】 Hb値、ESA製剤投与量、ERIは全体では有意な変化は認めなかったが、ダルベポエチンα50μg/W以上の7例、ERI10以上の12例では有意な改善がみられた。筋症状では投与前VASが3cm以上の患者で6ヶ月後に有意な改善が認められ、5cm以上では前8.8±1.0から4.5±2.9cmと有意な改善を認めた。 【結論】 L-カルニチン静注製剤は下肢つりなどの筋症状やESA抵抗性の強い患者の症状改善に有効である可能性が示唆された。 |
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