演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者へ味覚調査を試みて~味覚低下へのアプローチ~

演題番号 : O-0090

末吉 美佐子:1、細見 友得:1、宇都宮 一恵:1、大栗 博美:1、黒田 美津恵:2、加藤 禎一:3

1:(医)仁真会白鷺南クリニック看護部、2:(医)仁真会白鷺病院、3:(医)仁真会白鷺南クリニック診療部

 

【目的】透析患者の塩味覚の実態を調査し、味覚低下への亜鉛投与と口腔ケアの効果を確認する。
【対象と方法】血液透析患者61名にソルセイブ(食塩含浸濾紙)を用いて塩味覚調査を実施。味覚鈍麻者に血中亜鉛値を測定し、低値者に亜鉛を投与、正常者には口腔ケアを指導した。2ヶ月後に再度塩味覚検査とインタビュー調査を行った。
【結果・考察】味覚検査の結果61名中39名に塩味覚の低下を認めた。年齢の比較では65歳以上で有意に味覚低下を認めた。味覚低下の39名中に亜鉛低値者24名、正常者15名であった。亜鉛投与と口腔ケアを行った後の塩味覚検査では、37名(94.9%)の患者に味覚の改善を認めた。インタビュー調査では、唾が出やすくなった、ネバネバしなくなったなど8名から口腔環境の改善、9名から塩味がはっきりした、醤油の量が減ったなどの味覚変化の声があった。透析患者の減塩食の達成には、味覚異常の発見と改善をすることも重要であると考える。

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