口演
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リンコントロール不良患者へのアプローチ 演題番号 : O-0087 小松 俊恵:1、谷川 史津:1、高橋 美和:1、小松 登美:1 1:(医)尚腎会高知高須病院附属安芸診療所透析科
【はじめに】
A診療所透析患者に対しリン(P)吸着剤の服薬状況や理解度調査を行い指導不足が明らかとなり、個別的アプローチを行い血清P値とP吸着剤に対する意識の変化があったので報告する。 【目的】 リンコントロール不良患者への看護介入を行いその有効性を明らかにする。 【方法】 患者20名に対しアンケート調査とP値の変化を分析した。 服薬量とP値の変化をグラフ化した資料と作成したパンフレットによる服薬指導を行った。 【結果】 全体の80%がP値への関心を示したが50%が高P血症の影響を知らなかった。指導後はP吸着剤の知識が10%上昇、影響の理解も15%上昇した。実際にP値や服薬量が減少したケースも見られた。 【考察】 薬剤や高P血症の影響について理解不足が多いのはスタッフの一方的な指導方法も一要因と考える。 個別的・具体的な関わりが自己を振り返るきっかけとなり飲み忘れ予防方法の工夫や食事を意識するようになったとの言葉から自己管理への動機付けになったと考える。 【結語】 今後もアプローチを継続し患者自らが行動変容できるようにする。 |
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