演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析腎癌におけるFDG-PETの有効性についての検討

演題番号 : O-0077

福士 謙:1、畠山 真吾:2、成田 拓磨:1、萩原 和久:1、佐藤 天童:2、岡本 亜希子:1、石村 大史:1、北原 竜次:1、齋藤 久夫:1、大山 力:2、舟生 富寿:1

1:公益財団法人鷹揚郷腎研究所弘前病院泌尿器科、2:弘前大学医学部附属病院泌尿器科

 

【目的】
腎癌は脱リン酸化酵素の働きでFDGの集積が弱くPETでの鑑別は難しい。また、透析腎癌でのPETの有効性は検討されていない。本報告では透析腎癌におけるFDG-PETの有用性を検討した。
【方法】
対象は弘前大学附属病院、鷹揚郷腎研究所弘前病院で透析腎癌に対しFDG-PETを施行した5例。後ろ向きに臨床病期、PET陽性率と予後を検討した。
【結果】
5例中、PET陽性例3例、陰性例は2例だった。陽性例はいずれも転移を認め、予後の中央値は4.3ヶ月と予後不良であった。
【考察】
透析患者の2-3%に腎癌が合併し、頻度は通常の25倍と報告されている。透析歴が10年を超えると腎癌の95%に嚢胞性腎疾患が合併し診断に苦慮する。
【結論】
透析腎癌におけるFDG-PETの有効性を検討した。5例中3例で陽性(60%)であったが、診断困難な症例に施行されている背景があり、さらなる症例の蓄積が必要である。転移例では全例陽性であり、病状を反映している可能性が示唆された。

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