演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

維持透析患者の副腎褐色細胞腫に対する鏡視下手術についての検討

演題番号 : O-0073

松下 良介:1、速見 浩士:2、岡村 俊介:2、杉田 智:1、鑪野 秀一:1、井手迫 俊彦:1、榎田 英樹:1、中川 昌之:1

1:鹿児島大学病院泌尿器科、2:鹿児島大学病院血液浄化療法部

 

【目的】透析患者の副腎褐色細胞腫に対する鏡視下手術の有用性について検討すること。
【方法】対象は4例(男性1名、女性3名)。年齢44-64歳(中央値:54.5歳)、透析歴:4-32年(中央値:23.5年)。発見の契機は高血圧の精査中が3例、他疾患の精査中が1例で、全例に術前からドキサゾシン(8-16mg/日)の内服を行い、Dry weightの調節後に腹腔鏡下副腎摘除術を施行した。
【結果】手術時間:3時間6分-6時間12分(中央値:4時間17分)、出血量:20-320ml(中央値:27.5ml)。周術期に大きな合併症は認められず、術後7-11日(中央値:9.5日)で退院した。術後、1例は降圧剤の内服が中止され、3例では高血圧症状は軽快しドキサゾシンの休薬や減量が可能であった。
【結論】副腎褐色細胞腫の治療として鏡視下手術による腫瘍の摘除は有用であり、術前の血圧管理や循環血液量のコントロールを厳重に行うことも重要である。

前へ戻る