演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

気腫性膀胱炎による敗血症性ショックを生じた糖尿病性透析患者の一例

演題番号 : O-0071

森畠 真里:1、津村 將己:1、田村 渉:1、國本 悟子:1、岩谷 由佳:1、山中 愼太郎:1、龍田 浩一:1、大矢 昌樹:1、美馬 亨:1、根木 茂雄:1、重松 隆:1

1:和歌山県立医科大学附属病院腎臓内科

 

【症例】60歳台女性。糖尿病性腎症による慢性腎不全にて血液透析施行中であった。意識レベル低下にて当院救急外来を受診した。意識レベルはJCS I-3, 血圧 118/89mmHg, 脈拍 89/分, 腹部に圧痛を認め、血液検査でCRP 36.7mg/dlと著明高値であった。腹部CTで膀胱内に気腫を認め気腫性膀胱炎と診断し緊急入院となった。入院後, 血圧が著明に低下(49/30mmHg)し, 気腫性膀胱炎による敗血症性ショックと考え, ICU入室となった。血液培養ではBacteroides fragilis,
Streptococcus bovis,尿培養からはE.coliが検出された。抗生剤の全身投与にて治療を行った。経過中の腹腔内膿瘍, 壊死性筋膜炎の合併も、ドレナージやデブリドマンにより改善し, 第110病日に転院となった。
【考察】今回、比較的稀な気腫性膀胱炎より敗血症性ショックを生じた一例を経験し、文献的考察を加え報告する。


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