演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

シスプラチン投与直後に血液透析を施行し腎機能を維持できた保存期腎不全担癌患者の2症例

演題番号 : O-0060

末木 志奈:1、谷澤 雅彦:1、工藤 浩也:1、櫻田 勉:1、力石 辰也:1、柴垣 有吾:1

1:聖マリアンナ医科大学腎臓病センター

 

【症例1】67歳男性。Cre1.2mg/dlの腎機能障害あったが、2014年5月5.52 mg/dlまで上昇し当院紹介となった。CTで左精巣腫瘍、腹腔内リンパ節の腫大とそれに伴う水腎症を認めた。緊急で精巣高位切除を行いseminomaと診断された。両側尿管ステントを挿入しCre 2.59mg/dlまで改善した。術後EP療法を4コース行い、シスプラチン投与1時間後に血液透析を施行した。化学療法後Cre1.66 mg/dlと腎機能の悪化なく、腫瘍の著明な萎縮を認めた。
【症例2】66歳女性。右腎萎縮+腎硬化症にて当院通院(Cre1.6mg/dl)していた。左腎盂腫瘍あり、尿細胞診にてcarcinomaと診断され、2014年7月左腎盂尿管全摘術を施行した。術後Cre4.21mg/dlで安定し12月にGC療法を3コース行った。シスプラチン投与1時間で血液透析を行い、化学療法後Cre 4.34mg/dlと腎機能の悪化を認めず、現在も維持透析には至っていない。
【考察】保存期腎不全期に安全かつ腎機能悪化させず、血液透析を併用した化学療法を施行できたため報告する。

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