演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者におけるシスプラチン体内動態を探る~より安全で有効な化学療法をめざして~

演題番号 : O-0059

清水 葉子:1、松原 雄:1、塚本 達雄:1、米澤 淳:2、松原 和夫:2、船越 太郎:3、堀松 高博:3、武藤 学:3、柳田 素子:1

1:京都大学医学部附属病院腎臓内科、2:同薬剤部、3:同がん薬物治療科

 

【目的】透析患者のがん化学療法では、有効性と安全性に関して十分な検討はなされていない。当院では、透析患者の抗がん剤血中濃度測定および多施設共同観察研究を開始した。今回はシスプラチン(CDDP)の血中濃度推移を測定した2例について報告する。
【症例1】腹膜透析中の60歳代男性。食道癌に対し化学療法(CDDP+5FU)と放射線療法を併用。1kur目はCDDP投与30分後、2kur目は投与1時間後に血液透析。
【症例2】血液透析中の80歳代男性。肝細胞癌に対しCDDP+5FU動注療法、CDDP投与終了直後に血液透析。
【方法】誘導結合プラズマ質量分析計を用い、総白金濃度と遊離白金濃度を測定。
【結論】血液透析により、腎機能正常例とほぼ同様の血中濃度曲線を描くことができたが、透析患者に対する化学療法の有効性と安全性に関しては、今後更に症例蓄積し検討を続ける必要がある。

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