演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

当院における維持透析死亡症例の検討

演題番号 : O-0058

中森 綾:1、赤垣 冬子:1、窪田 慶一:1、杉浦 寿央:1

1:国家公務員共済組合連合会大手前病院腎臓内科

 

【目的】維持透析患者の生命予後向上を図るため現状を把握し問題点を明らかにする。
【方法】2010年1月1日から2014年12月31日の5年間に当院で終末期を迎えた維持透析患者について分析した。
【結果】5年間で63名(平均71±9歳)が当院で終末期を迎えた。主な透析導入原疾患は糖尿病43%、腎硬化症14%、慢性糸球体腎炎11%、死亡原因は心不全35%、感染症33%、悪性腫瘍13%であった。全国調査と比較して感染症による死亡が多いことから詳細に検討した。死亡原因が感染症例では75歳以上、糖尿病が多く、入院理由の感染症例43%、新規発症感染症例57%であった。
【考察・結論】近年、導入患者・全体ともに感染症が心不全と並び主な死亡原因となっている。透析人口の高齢化や透析導入原因疾患として糖尿病が増加していることが要因であると推測され、今回の結果も矛盾しないものであった。入院中、通院維持透析ともに新規感染症の予防、発症早期発見、適切な対応が重要であると考えられた。

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