演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

6ヶ月を超えるエリスロポエチン製剤非投与期間中におけるヘモグロビン変動の検討

演題番号 : O-0006

矢花 眞知子:1、涌井 広道:2、坂 早苗:2、松本 賛良:2、植田 瑛子:2、藤原 亮:2、吉田 伸一郎:2、池谷 裕子:2、田村 功一:2、戸谷 義幸:2、梅村 敏:2

1:花クリニック内科、2:横浜市立大学病態制御内科学

 

【はじめに】エリスロポエチン製剤(ESA)投与中の血液透析患者においては、ヘモグロビン(Hb)の上昇変動の8割はESA増量によるとされる。ところで、6ヶ月を超えるESA非投与期間を有する患者がほぼ1割存在するので、その非投与期間中のHb変動について調べた。
【方法】H18年6月からH26年11月までの期間、該当する症例のHb変動を、FishbaneらのHbサイクリング、YangらのHb標準偏差と残差標準偏差、およびEbbenらの6群分類を用いて検討した。
【結果】12例(男性10例、女性2例。年齢64.6±9.2歳。透析歴11.3 ±9.0年。原疾患、慢性腎炎5例、糖尿病性腎症3例、多発性嚢胞腎3例、他1例)に認めた全22回のESA非投与期間は、平均111.2±104.5週だった。Hbが4週間以上にわたって上昇し、その上昇幅が1.5g/dL以上とされるup excursionは24回出現した。24回のうち21回は鉄剤内服、1回は鉄剤静注による。
【結論】ESA非投与下では、Hb上昇変動の約9割は鉄剤投与に起因する。

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