演題情報

シンポジウム

開催回
第60回・2015年・横浜
 

再狭窄病変への挑戦 PTAの方法と開存率

演題番号 : SY-09-6

池田 潔:1

1:池田バスキュラーアクセス・透析・内科クリニック内科

 

【はじめに】PTAの拡張方法において、高圧拡張では完全拡張した症例と不完全拡張の症例において開存成績に有意な差がない。狭窄部位の治療に対して既存のデバイスでは、①内膜の部分的切れ込みを作った拡張、②内膜を断裂させた高度の拡張、③内膜の炎症を抑制した物質の投与後の拡張となっている。再狭窄の原因は内膜のリモデリングなどが知られている。
【目的】内膜面の断裂を抑制し、緩徐な内膜の伸展による低圧頻回拡張法を行ってデバイスによる有意差と開存成績を検討した。
【対象・方法】2013年1月から2014年12月に行ったAVF狭窄395例。拡張方法はデバイスのnominal pressure以下の加圧まで1~2気圧の低圧から開始し1~2気圧ごとに徐々に拡張を行う。各加圧では30~60秒間に加圧と減圧を繰り返す。完全拡張に近い拡張が得られるまで最終加圧では時間を延長して行う。Nominal pressure以下でも完全拡張が得られた時点で加圧は終了する。Elastic recoil症例は最終加圧で5~10分間行う。
【結果】super-non-compliance 対others balloonの開存成績を平均加圧とballoonサイズ平均で有意差がないように2郡間比較した。平均拡張圧7気圧以上では、balloonサイズ5mm以上の群ではsuper-non-compliance群で有意に開存成績が良好であった。平均加圧5,6気圧以上でballoonサイズ5mm未満の群でも同様であった。クロスオーバーしてsuper-non-compliance 対others balloonを入れ替えて使用しても成績は同じであった。
【まとめ】低圧頻回完全拡張法は、super-non-compliance balloonを使用することでより有意な開存成績を示した。

前へ戻る