演題情報

よくわかるシリーズ

開催回
第60回・2015年・横浜
 

On line HDFの具体方法

演題番号 : YW-02

土田 健司:1、横田 成司:2、西谷 真明:2、水口 潤:3

1:社会医療法人川島会川島透析クリニック、2:社会医療法人川島会川島病院泌尿器科(透析・腎移植)、3:社会医療法人川島会川島病院腎臓科(透析・腎移植)

 

【水質管理】オンラインHDFを施行するにあたり,もっとも大切なことが施設の水質管理である.オンライン補充液を作製する透析液は超純粋透析液である必要があり,水質管理に関してはバリデーション管理を達成する必要がある.さらに透析液エンドトキシンのモニタリングに関しては通常コンソールより厳格であり,毎月全装置の透析液をモニタリングする必要がある.
【専用透析装置】オンラインHDFは専用の多用途透析管理装置(オンライン専用コンソール)を使用する必要がある.すなわち,各施設で作製し純化した透析液を補充液として利用するため,その水質を担保するためにはオンライン専用コンソールが必要である.補充液はエンドトキシン捕捉フィルタ(endotoxin retentive filter: ETRF)を使用して無菌レベルを達成するため,このETRFの管理が最も重要である.
【患者選択】2012年の診療報酬制度の改定に伴い,これまでHDF療法は透析アミロイドーシスと透析困難症の2疾患のみが対象疾患であったが,適応疾患がなくなり,すべての透析患者に適応可能となった.
【オンラインHDF施行条件】オンラインHDFは補充液の投与経路で前希釈と後希釈があり,補充液量も1回の治療で数リットルの後希釈タイプから100リットルを超える大量液前希釈タイプの治療法が存在する.ただ、使用できるフィルタはヘモダイアフィルタのみであり,透析膜(ダイアライザ)は使用できない.
【オンラインHDFの臨床マーカ】血液透析の場合,KT/V for Ureaや血清β2ミクログロブリン濃度が指標になるが,HDFのマーカは現時点では存在していない.筆者らはオンラインHDF治療中のアルブミン漏出量を目安に希釈法,置換液量,ヘモダイアフィルタを組み合わせ,臨床効果を引き出せる条件で施行している.

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