演題情報

ワークショップ

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者の白癬に対する強酸性電解水の効果について

演題番号 : WS-04-2-3

楠本 裕美:1、荒川 昌洋:1、藤原 功一:1、田仲 紀子:1

1:(特医)田仲北野田病院 看護部透析室

 

【背景】当院は主に維持透析患者の合併症治療を行っており近隣のグループ施設を含めると約1000名の透析患者を管理している。2000年より透析患者の足病変の観察を開始し、2005年からは末梢動脈疾患患者のフットケアに取り組んできた。その際、透析室における足浴、消毒として強酸性電解水を用いてきた。
2012年10月、糖尿病を原疾患とした透析患者の難治性潰瘍において、重症虚血肢が白癬に感染、両下肢末梢に潰瘍が形成され、強酸性電解水にて足浴を開始した。2012年12月右浅大腿動脈ステント留置し強酸性電解水の足浴を続け2013年12月一部治癒となった症例を経験した。
【目的】そこで、強酸性電解水が透析患者の白癬に効果があるか否かを検討したので報告する。
【方法】白癬患者をランダムに水道水足浴群と強酸性電解水足浴群に振り分け、透析日のみ足浴を行う。
【経過報告】中間報告として、水道水群は約67%、強酸性電解水群は約80%の改善を認めている。(ワークショップ当日結果を報告する。)
【考察】透析患者は糖尿病や、循環器疾患・血管疾患を併発しており、足潰瘍などの合併症の発生するケースが多い。その原因菌の1つである白癬の予防・治療には観察と清潔が第一である。これまで強酸性電解水を用いてケアを行ってきたが、水道水と比較すると白癬がやや改善する傾向がみられ、その有効性が示唆される。

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