演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

水痘感染制御のため透析患者に水痘ワクチンを接種後2年間の経過

演題番号 : P-3-620

吉村 潤子:1、河野 祥二:2、おとめ 崇臣:1、田中 洋澄:1、吉水 秋子:1、内田 寛:3、吉田 順一:4、坂井 尚二:1

1:下関市立市民病院 腎臓内科、2:下関市立市民病院 小児科、3:下関市立市民病院 皮膚科、4:下関市立市民病院 呼吸器外科

 

82歳の入院透析患者が水痘を発症し、同一空間で透析した36名中24名に水痘ワクチン接種(以下W接種)を行った。水痘感染は完全に制御できた。他の曜日で透析中の34名はW接種を行わなかった。W接種後2年で、W接種者は1名、他の曜日で透析中の患者は2名、帯状疱疹を発症した。W接種者は感染発覚から1年5ヵ月後、非接種者は各々1ヵ月後、1年3ヵ月後、に発症した。W接種した1名はビダラビン軟膏のみで加療し、非W接種者2名は、バラシクロ塩酸塩内服とビダラビン軟膏で加療した。疼痛の程度は、非W接種の1名は、癌性疼痛を伴い死亡したため評価不能であった。2名は疼痛の後遺症なく経過している。【まとめ】透析患者への水痘W接種は安全で、感染制御に有効であった。W接種の帯状疱疹予防効果は1回接種では評価困難と考えられたが、W接種者は軟膏のみで軽快していることから症状の軽減に寄与した可能性がある。

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