演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析アミロイドーシスによる血管病変から心筋梗塞・心破裂を発症した一例

演題番号 : P-3-567

肥田 実里:1、野原 ともい:1、星 綾子:1、溜井 紀子:1、筒井 貴朗:1、久保 隆史:2、安藤 哲郎:2、山根 優子:3、中里 洋一:3

1:日高病院 腎臓内科、2:日高病院 腎臓外科、3:日高病院 病理診断科

 

【症例】73歳男性。1982年;血液透析導入。2004年;心筋梗塞にてPCI中に心肺停止、蘇生術施行。2006年;洞不全症候群にてペースメーカー挿入。2007年;発作性心房細動にて頻回入院、薬剤抵抗性のため2012年よりアミオダロン開始。2013年4月;シャント肢巨大皮下血腫にて当科入院。貧血進行、透析中血圧低下を認めたが、輸血、VCM静注にて比較的安定し退院を検討していた。しかし、第32病日透析後病室にて、突然心肺停止となり、永眠された。病理解剖が施行され、肉眼所見で270mlの血性心嚢液、心尖部の右室後壁に心破裂を認めた。顕微鏡的所見で心尖部に急性心筋梗塞を認め、冠動脈は血管壁アミロイド沈着のため狭窄していた。以上より、死因は血圧低下により微小な心筋梗塞を発症し、心破裂・心タンポナーデに至ったものと考えられた。【考察】透析アミロイドーシスに関与した心筋梗塞例は報告がなく、稀な疾患を経験したので若干の文献的考察を加え報告する。

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