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開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者の重症下肢虚血(CLI)における創傷未治癒症例の生存率~創傷治癒無くして救肢、救命は無い~

演題番号 : P-3-540

吉川 昌男:1、大前 清嗣:1、箕輪 久:1、吉川 尚男:1、土屋 真奈美:1

1:吉川内科小児科病院

 

【背景】透析患者のCLIにおいて血行再建が積極的に行われているが下肢切断回避率と死亡率との解離が認められる。
【目的】各種治療後創傷未治癒の21例と治癒した15例の生存分析を行う。
【結果】未治癒例生存率1年28.6%、2年4.8%、3年0%治癒例生存率(下肢切断を含める)1年88.9%、2年74.1%
【考察】CLI治療において血管内治療による血行再建が行われ、その後の創傷治療は形成外科などが担うが長時間の入院治療は困難で、最終治療を地域透析施設が行うことが多い。膝下血管内治療例では局所血流が急速に低下し、治療は困難を極め未治癒のまま死亡することが多い。今回の結果では創傷未治癒例は創傷治癒例と比較して極端に生命予後は悪く、一般的な下肢切断例と比しても明らかに悪い。
【結論】創傷治癒無くして救肢、救命は無いと思われ、血行再建治療においてその目的は(切断回避ではなく)創傷治癒と考える。

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