演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

湿潤療法とAN69膜により足趾潰瘍が完治した症例

演題番号 : P-3-537

福田 世一:1、平塚 貴博:2、内田 俊也:3、大枡 雪乃:2、三浦 建:2、嶋田 圭佑:2、堤 文香:2、渡邊 園香:2、小倉 奈保美:2、小林 美千代:2

1:小倉台福田医院、2:(医) 四街道徳洲会病院 透析センター、3:帝京大学医学部附属病院 腎センター

 

【目的】創傷治療に消毒薬を一切使わない湿潤療法は、通常の乾かす治療法より痛みが少なく治癒期間も短く傷跡も残りにくい。一方、透析患者は下肢血行不良であることが多く、足趾潰瘍の治療に難渋することが多い。今回、透析患者の足趾潰瘍の治療に湿潤療法を試みた。
【症例】72歳男性、糖尿病性腎症、透析歴11年。20XX年4月に右母趾潰瘍出現し7月に当院転院。右足背動脈触知、右ABI 1.2あることから7月末より湿潤療法を開始。1か月経過しても潰瘍の顕著な改善を認めなかった。AN69膜はブラジキニン産生による末梢循環改善作用が近年報告されていることから9月よりPS膜から積層型ダイアライザーAN69膜に変更。その後、急速に上皮化が進行し11月に完治した。
【まとめ】AN69膜により下肢末梢循環の改善に繋がり、湿潤療法による治療期間の短縮効果がみられた。湿潤療法は透析患者の下肢潰瘍の治療にも試みるべき治療法と考えられる。

前へ戻る