演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

PAD長期治療経過中に手指潰瘍を形成した透析患者の1例

演題番号 : P-3-535

岸上 香織:1、飯田 正樹:1、前川 直美:1、羽場 利博:1

1:福井厚生病院 透析室

 

【症例】50歳男性。糖尿病性腎症にて2002年透析導入。2008年にASOと診断され、薬物療法、PPI、ステント、LDL-Aを行ってきた。今回、下肢ではなくバスキュラーアクセス(VA)側の第2指に潰瘍形成した症例を経験した。潰瘍形成時皮膚潅流圧測定(SPP)は45mmHgであり創部ケアやLDL-Aを施行していく治療過程でVA不全や感染のトラブルが重なるも、3ヶ月後にはSPPが73mmHgまで上昇し治癒に至った。その経緯について報告する。
【考察】PADを罹患している透析患者においてVA側に出来た小さな傷が指の切断に繋がるリスクは高い。今回、治癒に至った要因としてVA不全による末梢循環動態の変化、創部ケアおよび患者指導、LDL-Aの早期開始と状況に応じ治療間隔の考慮等が挙げられる。
【まとめ】潰瘍形成した部位より中枢側にVAがある事で治癒に与える影響が懸念されたが早期より末梢循環のアセスメントを行い的確な対処をする事で救指する事ができた。

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