演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

上肢ASOに奏効したLDL吸着療法の1例

演題番号 : P-3-534

古澤 泰伸:1、白井 直樹:1、松原 長樹:1、早野 薫夫:1、宅野 洋:2、竹本 勝利:3、山野 敏文:3、江間 正文:3

1:(医)早徳病院 外科、2:(医)早徳病院 内科、3:(医)早徳病院 透析室

 

【症例】72歳男性【主訴】左前腕の安静時疼痛(RP)および両下肢の間欠性跛行(IC) 【既往歴】40歳:糖尿病、65歳:洞不全症候群でペースメーカー植込み、66歳:高血圧性心不全で、人工透析導入、70歳:両下肢ICを認め、閉塞性動脈硬化症(ASO)と診断。【現病歴】両下肢ASO悪化しH24年9月頃よりRP(ABIは両下肢ともに0.45)認めた為、9月~10月に経皮経管血管形成術(PTA)施行。一旦は症状改善する(ABIは0.8)も、翌年1月頃より再び両下肢ICを認める(ABIは0.6)、加えて左前腕のRPが出現、血管造影検査にて、高度ASOの所見を認めるが、PTAの適応ではなくLDL吸着療法の適応と判断し、1月末より1回/週で計10回3月末まで施行。【結果】施行前の皮膚還流圧は、左手26、右足41、左足42が、施行後、45、62、68に改善し、左前腕RPは無くなり、両下肢ICも軽減し自覚症状の改善を認めた。【考察】上肢ASOはまれな疾患で見逃され易い。PTA治療困難症例に対しては、LDL吸着療法が有効であると考えられた。

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