演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者に対するカルニチン補充療法の検討

演題番号 : P-3-309

横田 甚:1、井角 勇貴:1、岩田 恵:1、荒木 良太:1、嶋津 啓二:1、戸谷 輝彦:1、田中 敬雄:1

1:中津病院 腎臓内科

 

【目的】血液透析患者ではカルニチン欠乏による症状が報告されているが補充方法についての報告は乏しい。そこで我々は補充方法と血中濃度について検討した。
【方法】当院で維持血液透析を行っている患者6例(69.5±3.8歳)を対象に明治エネルギーゼリー(カルニチン250mg含有)を1日1個摂取し1ヶ月後でのカルニチンの血中濃度を測定した。同じ患者群に対してレボカルニチン塩化物(1000mg)を週3回透析後に静注し、同様に血中濃度を測定し比較検討を行った。
【結果】エネルギーゼリー摂取前では遊離カルニチン(FC)18.9±3.8μmol/Lであったが服用開始1ヶ月後にはFC38.5±10.2μmol/Lと有意に上昇し、基準範囲内へと上昇した。また、レボカルニチン塩化物静注も同様にFC192±17.4μmol/Lと有意に上昇した。
【結論】静注・ゼリーの両群においてカルニチン血中濃度は上昇した。また、静注時には血中濃度は高値となるが今回の検討では明らかな副作用は認めていない。以上より透析患者の多くにカルニチン欠乏が存在し補充が必要と考える。

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