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開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析導入時のeGFRは心機能と関連している

演題番号 : P-3-239

長屋 麻由:1、岡田 美帆:1、横山 温子:1、小田 寛:1

1:岐阜県総合医療センター 腎臓内科

 

【背景】透析導入時の腎機能(eGFR)には個人差があるが、どのような因子が影響しているかについての詳細は不明である。
【対象と方法】2012年の1年間に当院で透析導入された症例のうち、心エコーにて導入時の心機能(左室駆出率:LVEF)評価がなされていた54例(年齢67±13歳、男女比36/18、糖尿病性腎症24例)について、eGFRと関連する各種因子を統計解析した。
【結果】導入時eGFRは5.22±2.21ml/分/1.73m2であった。各種因子のうちeGFRと有意の正相関を認めたのは年齢のみで、有意の負の相関を認めたのはS-Cr、LVEFの2項目であった。eGFR算出に用いられるS-Cr、年齢、性別の3項目を除外しておこなった多変量解析(重回帰分析)にて選択されたeGFRの関連因子は、糖尿病、S-Alb、尿蛋白量、LVEFであった。
【結論】LVEFは透析導入時eGFRの独立した関連因子である。心機能の低下した腎不全症例では、腎機能の比較的保たれている段階で透析導入となる。

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