演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析導入前の診療期間が透析導入期に与える影響についての検討

演題番号 : P-3-237

谷田 秀樹:1

1:矢吹病院 内科

 

【目的】専門医療機関による保存期腎不全の診療期間の長短が透析導入期に与える影響について検討する。
【対象と方法】対象は平成24年8月1日から平成25年11月30日に当院で維持透析を導入した65名。透析導入前に専門医療機関に通院していた期間が12ヶ月未満の短期群25名と、12ヶ月以上の長期群40名の2群に分け、導入期の状況および検査結果を比較検討した。
【結果】対象の平均年齢は68.9歳、男性は40名、女性は25名。導入時の平均eGFRは7.26mL/分/1.73m2で、2群間に有意差はなかった。糖尿病の割合は短期群76%、長期群35%と有意に短期群で多く、導入時にアクセスが作製されていた割合は短期群56%、長期群87.5%で有意に短期群が少なかった。また導入期の入院は短期群で頻度が高い傾向にあった。全体の平均Hbは8.91g/dLで2群間に有意差はなく、65名中54名が10g/dL未満であった。導入期の平均intact-PTH は287.1pg/mLで2群間に有意差はなく、36名が240pg/mL以上であった。
【結論】療法の受容や選択、スムーズな透析導入には、少なくとも1年以上の専門医療機関での診療が望ましいと考えられた。

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