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開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析導入期のうっ血性心不全にトルバプタン投与が体液管理に有効であった透析患者の1例

演題番号 : P-3-230

渡邊 カンナ:1、長岡 由女:1、和田 憲和:1、福原 祐樹:1、菅野 義彦:1

1:東京医科大学病院 腎臓内科

 

【症例】62歳、男性。
【現病歴】糖尿病性腎症による慢性腎不全。溢水、慢性腎不全増悪のため血液透析(HD)を緊急導入し、週3回継続となった。フロセミド240mg/日投与を開始、一時反応するも乏尿となったため、体液管理目的でトルバプタン1.87mg/日投与を開始した。翌日より尿量1800ml/日を得て、フロセミド160mg/日に減量。投与5日目よりHDを週2回へ減じ、トルバプタンも減量した(1.87mg/日/週3回)。投与開始12日後、血清Na142mEq/l(投与開始時130mEq/l)と軽度の上昇を認めたため、週1回の投与とした。フロセミドは240mg/日へ増量した。その後も尿量は得られ、内シャント作成後も週2回のHDを継続した。
【考察】フロセミド反応不良例に対しトルバプタンの低用量投与により、尿量を確保でき、一時的にHDの回数を減じることができた。透析患者への長期的な使用に関しては更なる検討が必要である。

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