演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者におけるリナクリプチンの効果

演題番号 : P-3-169

大坪 茂:1、高木 正雄:1、矢吹 恭子:1、坂東 美和:1、高崎 順代:1、植田 修逸:1、杉本 久之:1、大坪 由里子:1

1:三軒茶屋病院

 

【目的】リナクリプチンは腎機能障害時にも用量調節の必要のないDPP-4阻害薬であり、マウスにおいて血糖の低下作用のみならず、脂質の改善効果も報告されている。血液透析患者においてリナクリプチンの効果について検討した。
【方法】リナクリプチン 5 mg/日の内服を開始した4例についてHbA1cと脂質の変化を調べた。
【結果】HbA1cは開始前平均6.6 ± 0.4 %より1ヶ月後6.0 ± 0.4 %、2ヶ月後6.0 ± 0.6 %、3ヶ月後5.9 ± 0.6 %と経過し全例において前値と比し3ヶ月後は低値であった。総コレステロール値は前値123 ± 32 mg/dlに対し1ヶ月後136 ± 40 mg/dl、2ヶ月後137 ± 42 mg/dl、3ヶ月後129 ± 37mg/dlと一定の傾向は示さなかった。同様に中性脂肪も前値86 ± 40 mg/dlに対し1ヶ月後92 ± 57 mg/dl、2ヶ月後98 ± 80 mg/dl、3ヶ月後94 ± 49 mg/dlと一定の傾向は示さなかった。
【結論】血液透析患者においてリナクリプチンの血糖低下作用を確認した。脂質に関してはさらなる検討が必要である。

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