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開催回
第59回・2014年・神戸
 

糖尿病透析患者の血糖コントロール指標:HbA1cは不要か?

演題番号 : P-3-132

田原 保宏:1、城戸 秀典:2、田村 幸雄:1

1:明舞中央病院 内科、2:明舞中央病院 腎臓内科

 

【目的】血液透析(HD)患者の糖尿病治療ガイドでは,血糖コントロール指標として透析前血糖(PPG)とグリコアルブミン(GA)が推奨され,HbA1cは参考程度とされている.しかし,この指針に一致しない症例も多いので,HbA1cの有用性について再検討した.
【方法】対象はHD患者176名.定期的にPPG,GA,HbA1cを測定した.
【結果】PPGとGAまたはHbA1c間の相関係数は0.63,0.52であり,GAの方が良好な相関を示した.しかし,患者毎に長期の平均を取って比較すると,平均PPGと平均GAまたは平均HbA1c間の相関係数は共に0.73であった.血糖値との一致度を見るため,平均GA/平均PPG,平均GH/平均PPG比を計算すると(ただし,平均GH=平均HbA1c-2.0),それぞれ0.165±0.032,0.031±0.006となった.一般の糖尿病患者ではこの比はそれぞれ0.133,0.033となるので,HD患者では相対的にGA高値になっている可能性が示唆された.個別の症例検討ではHbA1cの方が有用と考えられる症例も多数認められた.
【結論】血糖コントロール指標としてHbA1cの方が優れている症例も存在する.

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