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ANCA関連血管炎の透析患者に対する積層型ダイアライザー(AN69膜)使用の1例 演題番号 : P-3-064 藤川 兼一:1、宮田 裕也:1、藤田 圭祐:1、神田 翔:1、鬼頭 佳史:1、西口 隆史:1、三浦 隆史:1、山下 智史:1、藤田 佳樹:2、小林 薫:2、山本 和昇:1、中村 奈美:1、中田 敦博:1、伊藤 英明子:1、岩島 重二郎:1、伊藤 豊:2、河出 恭雅:1、河出 芳助:1 1:鈴鹿腎クリニック、2:四日市腎クリニック
【緒言】AN69膜は補体や顆粒球の活性化低減や炎症性物質の吸着と言った膜特性を有している
【目的】その膜特性を生かしPLSの使用によりMPO-ANCAの低下を認めた患者にAN69膜を使用する事で、MPO-ANCAがどの様に変化するかを検討した 【症例】63歳男性,ANCA陽性のRPGNによる慢性腎不全にて透析導入。2012年8月MPO-ANCAの上昇によりPLS増量も、安定してきた為PLSを漸減してきた。 【結果】PLS減量後にMPO-ANCAの上昇を認めたが、AN69膜に変更後の上昇は認められなかった 【考察】AN69膜の使用によりPLSを増加させることなくMPO-ANCAの上昇を認めなかった1例を経験した。これはAN69膜が有する膜特性により補体や顆粒球の活性化低減が関与しているのではないかと考えられる。今回は3ヶ月という短い期間だった為、今後更に検証を加えていきたい。 |
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