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開催回
第59回・2014年・神戸
 

低栄養高齢透析患者に対するAN69膜の多施設臨床評価 第一報

演題番号 : P-3-062

人見 泰正:1、中川 隼斗:1、廣田 英二:2、仲 豊子:3、今田 聰雄:4

1:綾部市立病院 医療技術部臨床工学科、2:綾部市立病院 泌尿器科、3:NT鶴見クリニック、4:野崎徳洲会病院 腎臓高血圧内科

 

【背景・目的】
AN69膜は、主にMIA症候群に対する臨床効果が期待されており、これまでに多くの研究報告が挙げられている。しかし、高性能膜が市場の大半を占める中、AN69膜に関する報告は総じて症例数に乏しい。今回、多施設から協力を得て症例を集め、低栄養高齢透析患者に対するAN69膜の臨床効果について調べた。
【対象・方法】
対象は、IV型以上の透析膜を使用しているAlb3.5g/dl以下、65歳以上の透析患者57例とした。観察期間は6ヵ月とし、栄養状態の各指標と食欲・倦怠感についての主観および透析量を膜変更前と比較した。
【結果・考察】
検討の結果、Alb、GNRI、preAlb、食欲、倦怠感において有意な改善を示し、Kt/vは適正範囲内で有意に低下した。栄養状態の改善は、AN69膜の持つ陰性荷電の効果と考えられた。主観的評価の改善はそれに加え、適正範囲内での透析量低下が過剰透析を軽減した可能性があると考えた。AN69膜は特に低栄養高齢透析患者に対する適応が期待できると考えられた。

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