演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

MIA症候群患者へ積層型ダイアライザAN69を使用して

演題番号 : P-3-057

玉木 高裕:1、長谷川 真也:1、水崎 勲:1、池場 和範:1、上間 寛治:1、重松 ちさと:1、石川 英明:1、筑紫 さおり:1

1:東海中央病院

 

【目的】MIA症候群で下肢に潰瘍がある透析患者に対して、栄養状態と下肢の血流の改善を期待して、IV型PS膜から積層型ダイアライザAN69へ変更し、以下の方法で評価を行った。
【方法】透析歴14年,83歳男性。アルブミン漏出量を確認するため、透析液中のアルブミン濃度をダイアライザ変更前後2週間にて測定した。透析中の下肢の血流の改善を確認するため、サーモグラフィーにて足裏3点の温度変化を確認した。
【結果】アルブミン漏出量はダイアライザ変更前は平均1.0752±0.151(g)で、変更後では平均0.0792±0.038(g)で有意に低下(p<0.001)していた。サーモグラフィーの温度変化は開始前右足拇指で26.2度から30分後25.6度、終了時32.1度であった。
【考察】血液と陰性荷電膜を接触させると血管拡張作用のあるブラジキニンが産生されることが知られている。今回、透析開始から終了時で5.9度の温度上昇を認めた。これは末梢循環改善を示唆するものと考えられる。今後、長期使用をして、更なる検証を重ねていく。

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