演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

コレステロール塞栓症(CCE)により透析導入し、その後急性心筋炎で死亡した一例

演題番号 : P-2-598

久野 芳裕:1、甲斐 恵子:1、矢尾 淳:1、井上 隆:1、鎌田 一寿:1、宇田 晋:1

1:関東労災病院 腎臓内科

 

【症例】80歳代男性。【経過】カテーテル操作などの既往はなかったが当院初診時から好酸球増多を認めていた。その後さらに食思不振症状が出現。腎機能障害も増悪傾向を認めた。足底部に軽微な暗紫色変化を認め同部の皮膚生検でCCEと診断し、PSLを 15mg/日から開始した。同治療により全身状態は改善するも腎不全は進行したため血液透析療法に導入し、以降安定した透析治療を継続していたがPSL減量に伴い好酸球は増多傾向にあった。 導入2年後に突然発熱・嘔吐を認め、心電図変化および心筋逸脱酵素の上昇から急性心筋梗塞と診断し入院。同意を得たうえで冠動脈造影検査を行ったところ重症3枝病変を認めたためステントを留置。しかし第5病日においても心電図変化が遷延し心筋逸脱酵素も上昇し続け、同日胸痛が出現した後急死した。病理解剖により急性心筋炎と診断された。【まとめ】CCEに対し少量ステロイド内服中の慢性透析患者に発症した急性心筋炎の一例を経験した。

前へ戻る