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開催回
第59回・2014年・神戸
 

抗結核薬治療中の難治性偽膜性腸炎に対しメトロニダゾールが有効であった維持透析患者の一例

演題番号 : P-2-595

糟野 裕子:1、万木 孝富:3、甘利 佳史:3、岡本 貴行:3、飯田 剛嗣:3、本田 由美子:2、中嶋 章貴:3

1:守口けいじん会クリニック、2:豊中緑ケ丘病院、3:守口敬任会病院 腎・透析科

 

【症例】透析歴4年の70才代男性。粟粒結核によるL4脊椎カリエスに対し、イソニアジド(INH)、リファンピシン(RFP)、エタンブトール(EB)3剤で治療を開始した。1ヶ月半後、下血、CDtoxin陽性を認め、偽膜性腸炎を合併。抗結核薬中止し、バンコマイシン(VCM)散2g内服加療も下痢症状悪化し、絶食、IVH管理。抗結核薬再開すると偽膜性腸炎を再発、肝障害も併発したため、VCM散からメトロニダゾール750mgに変更したところ、数日で改善、抗結核薬再開でき退院となった。下痢再発時もメトロニダゾールにて外来管理できた。6ヶ月後2剤(INH+EB)となり、1年後に抗結核薬治療終了となった。
【考察】近年長期透析例での結核の増加が問題となっている。抗結核薬治療中の難治性偽膜性腸炎において、メトロニダゾールはVCM散に比べて即効性があり、安価で内服しやすく、透析患者において安全に治療できたので、文献的考察を加えて報告する。

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