演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

β-Dグルカン高値を示しつつ、cryptcoccus髄膜炎の診断・治療に難渋した透析患者の一例

演題番号 : P-2-594

神頭 真理:1、依藤 壮史:1、八尋 真名:1、木田 有利:1、海邊 正治:1、名波 正義:1、長澤 康行:1、倉賀野 隆裕:1、中西 健:1

1:兵庫医科大学内科学 腎・透析科

 

【症例】85歳女性。PR-3ANCA陽性腎炎由来の慢性腎不全に対しPSL加療・透析導入入院となっていた。入院中に39.2℃の発熱を認め、胸部CTにて空洞形成、β-Dグルカン(BD)の上昇(224.2pg/ml)を認めたことより肺アスペルギルス症を疑いCPFGの投与を開始したところBDは98.28pg/mlまで低下するも解熱せず炎症所見の改善も見られなかった。血液培養では酵母様真菌が検出され、簡易検査でcryptococcusが疑われたがBD上昇所見より一旦はCandida spと診断された。最終的に髄液検査を施行、墨汁染色にてcryptococcus抗原陽性と診断されたためアンビゾームの投与を開始した。【考察】cryptococcusの細胞壁はβ-1,3グルカンが少ないことからBD検査において殆どが陰性であることが多い。肺の空洞病変がANCA由来の変化とも考えられた事より診断・治療に難渋した症例であり若干の文献的考察を加えて報告する。

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