演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

偽痛風に化膿性関節炎を合併した透析患者の一例

演題番号 : P-2-591

河野 広貴:1、岡 英明:1、宿理 朋哉:1、相原 成志:1、是澤 麻衣:1、上村 太朗:1、原田 篤実:1

1:松山赤十字病院 腎センター

 

【症例】70代男性。バスキュラーアクセスの荒廃と心不全のためカフ型カテーテル挿入中。
 透析中に血圧低下とST低下を伴う右肩痛が出現し当院に救急搬送。右肩腫脹と熱感を認めるも、カテーテル出口部に感染徴候を認めず。CRP 22mg/dLと高値でX線では右肩関節軟骨の石灰化を認めたが、心臓カテーテル検査直前のため関節穿刺は施行せず、偽痛風の診断で保存的方針に。検査後に血液培養を提出したところ、第2病日グラム陽性球菌が検出されバンコマイシンの投与を開始。右肩関節穿刺でも同菌を検出し化膿性関節炎と診断。同日より意識障害が出現し炎症所見も改善しないため、第3病日カテーテル抜去と抗菌薬をダプトマイシンに変更。第4病日S.lugdunensisと判明したためセファゾリンに変更。第5病日MRIで化膿性関節炎は改善していたが炎症所見と意識障害は改善せず、第6病日永眠。
【考察】偽痛風に化膿性関節炎を合併し予後不良であった症例を経験した。関節炎の診断や血流感染のマネージメント等反省すべき症例と考え報告する。

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