演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

急激な経過をたどった透析患者の肝膿瘍の1例

演題番号 : P-2-590

山下 紀行:1、伊藤 泉:1、井上 裕太:1、福井 彩子:1、太田 矩義:1、中山 雅由花:1、竹内 一郎:1、稲垣 哲典:1、中ノ内 恒如:1、三神 一哉:1、中村 英樹:2

1:京都第一赤十字病院 腎センター、2:京都第一赤十字病院 消化器内科

 

【症例】66歳男性【既往歴】2010年糖尿病性腎症で血液透析導入、C型肝炎、高血圧症【現病歴】近医での透析時に39.9℃の発熱があり、精査目的で当院に搬送された。到着時の単純CTで肝後区域に3cm大の淡い低吸収域を認めた。約1.5時間後の造影CTでは同部位に新たにガス像を認め、ガス産生菌による肝膿瘍が疑われた。【経過】抗菌剤を開始し、受診約6時間後に経皮的肝膿瘍ドレナージチューブを留置した。しかし受診15時間後に、呼吸不全、ショックをきたし急変した。肝膿瘍からの敗血症性ショックと診断し、ICUに入室し人工呼吸、昇圧剤の開始、抗菌剤の変更、急性血液浄化などを開始した。しかし、集学的治療にもかかわらずショック状態から離脱できず、溶血が出現し受診から約43時間後に多臓器不全のため死亡した。【考察】急激な経過をたどった透析患者のガス産生菌感染症を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。

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