演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

性腺機能低下症を合併する高度の二次性副甲状腺亢進症の治療経験~シナカルセト治療中に女性ホルモン補充療法を行い、骨代謝の改善をみた透析患者の一例~

演題番号 : P-2-584

田中 好子:1、上田 美緒:1、幡谷 浩史:2、新田 耕作:3

1:(医社)石川記念会新宿石川クリニック、2:東京都立小児総合医療センター、3:東京女子医科大学第四内科

 

【症例】35歳女性。糸球体腎炎にて2001年2月から腹膜透析、2006年から血液透析に変更した。2007年、副甲状腺機能亢進症があったが、高Ca血症のためV.DやCa剤は使用できず副甲状腺摘出術を考慮したが、2008年2月、W-PTH 650 pg/mL, Ca 9.9 mg/dL, iP 6.3 mg/dL, Alp 1180 u/Lにてシナカルセト投与開始し、2011~2012年初めにはw-PTH 120~170 pg/mLに改善。性腺機能低下症に対して2012年3月に女性ホルモン製剤補充治療を開始したところ、Ca 8.3 mg/dLまで低下、w-PTH 400pg/mL 近くまで上昇。エルカトニン中止、V.D 増量、CaCO3の投与により、Ca,PTH は改善した。【考察】女性ホルモン投与による血清Caの低下は、骨代謝の改善を表すものと考えた。【まとめ】女性ホルモン投与により骨代謝が変化し、副甲状腺機能亢進症の治療も調整が必要となった症例を報告する。

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