演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

生体腎移植後に副甲状腺機能亢進症が遷延し,シナカルセト投与するも効果不充分で,副甲状腺摘出術が必要であった一例

演題番号 : P-2-583

山本 有一郎:1、平和 伸仁:1、松田 佳奈:1、金口 翔:1、勝又 真理:1、坂 早苗:1、安田 元:1、梅村 敏:2

1:横浜市立大学附属市民総合医療センター 血液浄化療法部,腎臓高血圧内科、2:横浜市立大学附属病院 病態制御内科学

 

【症例】37歳男性.低形成腎に伴う腎不全のため16歳から36歳までの20年間腹膜透析をおこなっていた。36歳時に生体腎移植施行し,腹膜透析離脱となった。副甲状腺機能亢進症でシナカルセト75mg内服していたが移植に伴い中止。移植後副甲状腺機能亢進症に伴う高Ca血症持続したため,シナカルセトを移植5カ月後から50mgで再開,その後100mgまで増量したが効果不充分であったため,移植14ヶ月後に副甲状腺摘出術施行した。【まとめ】一般に二次性副甲状腺機能は移植後に腎機能の改善とともに軽快するが,17-50%が1年以上経過しても遷延することが知られている。シナカルセトは腎移植患者に保険適応はないが,臨床研究ではPTHを22-50%,血清Caを8-10%低下させると報告されている。今回我々はシナカルセト投与するも効果不充分で,PTx施行した症例を経験したため,文献的考察を加え報告する。

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